バグっている世界にきたのだけど僕は普通（最強）に暮らしていきたいのです

【ごめんなさい】「ごめんなざい...ッ...!!!」
僕甘露寺 楓は不思議な光景を見にしている。
真っ白な空間に黄金に輝き靡く髪を持ち透明の純白な神御衣を着ている人が身の前で日本人なら一度は経験...いや見た事のある行動をしている。

それは土下座である。
(あの人泣いてる..ここはどこ？)
この場面にあまり理解が出来ず5分前の出来事を思い出すことにした。

僕 楓は1５歳のいたって平凡な中学3年である。
受験まで１ヶ月を切っており憧れであり志望校の葵川高校に進学するために日々頑張っている。
5分前 と言えば塾の帰り道で暗い夜道を歩きながら多分もう意味の無い未来を考えていたところだ。
(受験が終わったら友達と旅行とかゲームしたいなぁ...うん、ぜっったいしよ あ、BBQもいいな)↑こんな感じである。 期待を膨らませて歩く足はとても軽く次の1歩を踏みだしたところそこには何も‪”‬ない‪”‬のに躓いてしまい目の前が暗転し現在に至る。僕どうしちゃったんだろ？

別にトラックにひかれる女の子を助けてもないし
誰かと間違えて病死させちゃったーテヘ(´>∀<｀)ゝ
みたいなことはないと思う。自慢じゃないが一度も病気や熱になったことがないのだ。
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で、目の前で土下座している人がいるってわけ
こちらが困っているのに気づき現在の状況を説明しようと顔を上げて話そうとするが
「実は...うぐ....ひぐ」泣きながら必死に文字を繋げようとするが嗚咽を漏らしなかなか言い出せない女神様(？)
「そんなに泣かないでください落ち着いて深呼吸してみてください」制服のポケットからハンカチを取り出し女神様の目元にハンカチを抑え深呼吸の
口のジェスチャーをして落ち着かせようと試みたが
「な..なんていいごなのぉぉ」
引っ込みそうな涙がまた滝のように吹き出してしまった。