ネオン
第一章

プロローグ

ふと思うの…。


もしも出会ってなければ、どんな未来があったのかって。
彼に逢えてよかったと、そう思う。

握り締めた手は、すごく暖かい。
今もきっと…前もきっと…。
この暖かさは変わらないね。


最初の軽い男と思った自分が、本当に馬鹿みたいに思った。
彼はね…優しくて、強いんだよ?

何よりも、何があっても私を信じてくれた―…。


そんな彼に出逢った事は、私を大きく変えてくれた。
本当にありがとう。


平凡で普通な私を
貴方の彼女にしてくれてありがとう。
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