紫禁嬢─魅せられし夜
ここに居る誰もが同じ事を思っていた。
こいつらは普通じゃない。
「‥‥ふざけんなよ、テメーら」
「‥‥‥」
サヤはそう言って起き上がると、蹴られた腹を片手で抑えながら私の隣へ来た。
「‥‥アンリ、ネネは後回し。
こいつらから先に頼む」
「‥‥‥」
二人を睨みつけながら小声で耳打ちしてくるサヤに、私はため息を一つ吐いた。
「別にいいけど、別料金ね」
「オッケー、任せたよ」
「‥‥‥」