18時12分の金曜日

18:12

 大きな手が私の髪に触れ、耳たぶをくしゃりとさせてから、頬を滑る。

「二回でいいの?」

 私は彼に向けて、思いっきり両腕を伸ばした。

「二回でもいいよ」

 いつも眠たそうな半開きの目が、そっと閉じる。
三回目のキスを済ませてから、私たちは予約したレストランへと向かって歩き出した。



【完】
< 12 / 12 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:3

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

アルパラナ城外のならず者

総文字数/133,181

ファンタジー43ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
平凡な町娘と出来損ない王子の物語
18時12分の反対ホーム

総文字数/10,458

恋愛(学園)3ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
夕暮れに沈む駅のベンチに座ったまま、私は今日もその時を待つ
18時12分のいちご畑

総文字数/10,650

コメディ5ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「私たちは、あなたたちの未来です。いま行動を起こさなければ、あなたちもこうなります。全て。誰一人、免れることなく」

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop