私を忘れた彼を やっぱり私は忘れられない
そして幸と話すために幸の所属する
事務所に向かった。
幸がいるかどうかはわからないが、
とにかく行ってみることにした。
事務所には幸はいないようだった。
でも幸のマネージャーで社長の貝原という
人がいたので話をしたいと言ったら
会議室に通された。
貝原社長は厳しかった。
俺を厳しい目でにらみつけて
「よくものこのこやってこれたもんですね。
幸はあなたを探すために身を粉にして
働いていたんですよ。興信所のお金を
払うためにね。それでやっと見つけたら、
ほかの女と暮らしているなんて幸をどんだけ
馬鹿にしたら気が済むんだ。
幸の2年半を返せ。もっとセキュリテイの
しっかりしたマンションに引っ越せと
何回言っても、ユキが帰ってくるかも
しれないからと言って、一流のモデルがあんな
古いセキュリテイも何もない学生が住む
ようなマンションに住み続けていたんだ。
幸はユキは好きな人ができて幸に言えない
から行方不明になったのかなあなんて
言ってる始末だ」
「違う、絶対に違う俺には幸しかいないんだ。
幸を忘れていただけだ」
「ならどうして思い出したならすぐに幸の所に
帰ってこないんだ。もう2週間以上経ってる
じゃないか。その間何してたんだ」
「俺は2年半前に彼女と彼女の母親に
助けられたんだ。何も覚えていない俺を家に
住まわせて健康になるまで世話をしてくれた。
2年半の恩がある。母親を亡くして俺しか
頼る人がいない彼女を捨ててはいけない。
ただそれだけだ。彼女は妹のような
存在なんだ。家族なんだ。困っている
家族を放ってはいけない」
事務所に向かった。
幸がいるかどうかはわからないが、
とにかく行ってみることにした。
事務所には幸はいないようだった。
でも幸のマネージャーで社長の貝原という
人がいたので話をしたいと言ったら
会議室に通された。
貝原社長は厳しかった。
俺を厳しい目でにらみつけて
「よくものこのこやってこれたもんですね。
幸はあなたを探すために身を粉にして
働いていたんですよ。興信所のお金を
払うためにね。それでやっと見つけたら、
ほかの女と暮らしているなんて幸をどんだけ
馬鹿にしたら気が済むんだ。
幸の2年半を返せ。もっとセキュリテイの
しっかりしたマンションに引っ越せと
何回言っても、ユキが帰ってくるかも
しれないからと言って、一流のモデルがあんな
古いセキュリテイも何もない学生が住む
ようなマンションに住み続けていたんだ。
幸はユキは好きな人ができて幸に言えない
から行方不明になったのかなあなんて
言ってる始末だ」
「違う、絶対に違う俺には幸しかいないんだ。
幸を忘れていただけだ」
「ならどうして思い出したならすぐに幸の所に
帰ってこないんだ。もう2週間以上経ってる
じゃないか。その間何してたんだ」
「俺は2年半前に彼女と彼女の母親に
助けられたんだ。何も覚えていない俺を家に
住まわせて健康になるまで世話をしてくれた。
2年半の恩がある。母親を亡くして俺しか
頼る人がいない彼女を捨ててはいけない。
ただそれだけだ。彼女は妹のような
存在なんだ。家族なんだ。困っている
家族を放ってはいけない」