魔法使い時々王子
第三十章 帰る場所、守るもの
イスタリア王国――。
シドは王宮の書庫で、ロザリアに頼まれた本を探していた。
高い本棚に並ぶ無数の蔵書を一冊ずつ確認していると、ふと、背後から気配を感じた。
振り返ると、そこにはエミリーが立っていた。
白い鳥の姿ではなく、人の姿をしたエミリーは、シドのもとまで歩み寄ると、一通の手紙を差し出した。
「アリス様より預かりました」
「……ありがとう。」
シドは差し出された手紙を受け取ると、すぐに封を開けた。
そして、静かに便箋へ目を落とす。
一文字、一文字――。
アリスからの言葉を、シドは最後まで読み進めた。
すべて読み終えると、シドは大きく息を吐いた。
「……そうか」
手紙を握りしめるように持ったまま、シドはすぐに立ち上がった。
そしてそのまま、ルイのもとへ急いだ。
シドは王宮の書庫で、ロザリアに頼まれた本を探していた。
高い本棚に並ぶ無数の蔵書を一冊ずつ確認していると、ふと、背後から気配を感じた。
振り返ると、そこにはエミリーが立っていた。
白い鳥の姿ではなく、人の姿をしたエミリーは、シドのもとまで歩み寄ると、一通の手紙を差し出した。
「アリス様より預かりました」
「……ありがとう。」
シドは差し出された手紙を受け取ると、すぐに封を開けた。
そして、静かに便箋へ目を落とす。
一文字、一文字――。
アリスからの言葉を、シドは最後まで読み進めた。
すべて読み終えると、シドは大きく息を吐いた。
「……そうか」
手紙を握りしめるように持ったまま、シドはすぐに立ち上がった。
そしてそのまま、ルイのもとへ急いだ。