虐げられた少女は闇の支配者に愛される。
いつの間にか、茶髪に男と金髪の男は居なくなっていた。

「お前もここ何してる。」

お前?

あ。私のことか。

『えっと、あの男たちに話しかけられて無理やり連れてこられました。』

「とっと、帰れ。ここは、お前が来るような場所じゃない。」

『はい。』

路地裏から出ようとした時、視界が歪んだ。

近くにあった壁によりかかったから、倒れることは無かった。

あれ?

体が熱いし、なんかぼーっとする。
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