虐げられた少女は闇の支配者に愛される。
こうやってみんなは手のひらを返してくる。

バンッ

思いっきり机を叩いた。

「し、時雨さん?」

『助けられなくてごめんね?仲良くしたかった?ふっ。笑えない冗談ね。ころっと手のひら返しちゃってさ。私あんたたちみたいなのと仲良くしたくないから。』

「な、何よ!!いい気になって!!」

バシッ

頬を叩かれた。

『痛った。何すんの?』

叩いた女を睨みつけた。

「っ!!行くわよ!!」
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