虐げられた少女は闇の支配者に愛される。
私の心はとっくの昔に死んでいて、何をされても感じないことを思い知らされる。

こんな私をもうこの世界にはいらない。

この私さえ居なくなればいい。

そうすれば私は完全にいなくなる。

誰からも好かれていない私はいなくなる。


朔「むあ、ちゃん?」

私の変わりように朔さんは震えた声で私の名前を呼ぶ。

『朔さんの言う通りだね。私は必要ないし、いらない子だ。』

割れた花瓶の破片を右手に握りしめた。
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