残念ハイスペ女子なんて 言うな

運動会はわたしの独壇場だった

普段の鬱憤を晴らすかのように思い切り暴れた 

身体を動かすのは大好きだったんで体格を活かして活躍してた 
リレーで男子を抜かすのサイコーだったな
修学旅行も遠足も楽しかった 女子からは頼られてたしね 6年生の時に同じクラスに脚の悪い女の子いて遠足とか出かけるたびにわたしが付き添いしてた
なんかあっても軽々抱っこできたし
あの時ほど自分が大きいのが活かされた時はないって思ってたほど

だけどやっぱ偏った小学校の頃の思い出…

わたし、なんか悪いことした?

みんなより少し背が高いだけ それってわたしのせいなの? からかわれだしてからわたしはずっと考えるようになった 同じことを…

なんにも悪いことしてないのに負けたくなかった
だから一人で頑張れることはたくさん頑張った
もちろん勉強だって

理不尽ないじられ方 バカな男子たちはおもしろがってるみたいだったけどわたしにしたら1ミリも楽しくなんかなかった 
相手するのもバカバカしかったからわたしは一人でも楽しめる読書にはまっていった

ある日図書室で偶然読んだ一冊の本がわたしを読書の世界へと誘(いざな)った
その本にわたしは感銘を憶え読書の素晴らしさを理解した 本の持つ力に触れたと感じた
その本を読んだのを皮切りにわたしは更に読書にハマっていった

小学生の頃の味方と言えば女子と本だったと言えるくらいに…


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