小さいころからずっと好き
夕飯後、未桜はお風呂に入るとリビングにいるママと新が話している内容が耳に入ってくる。夏休みの話だ。
入りづらい雰囲気のため盗み聞きにはなるが、そっとリビングのドアに近づき聞き耳を立てる。
「新くん、お母さんから電話もらってるけれど、留学するんでしょ?」
「ここに残りたいと言った時の交換条件なので行きますよ。親の仕事も1年から2年に変更になったみたいなので……」
「寂しくなるわね~。未桜は知ってるの?」
留学……。未桜にはなんとなく心当たりがあった。
学校にいるときもここ最近、頻繁に職員室に呼び出されていた。朝起こすときも、机の上に英字でかかれた学校の資料のようなものが置かれていたのを見たことがある。
「なんとなく知っているとは思います」
言いづらいことになると察してほしいのか小さいころからなんとなく新は醸し出してくることが多かった。そこは新のずるいところだと思う。
入りづらい雰囲気のため盗み聞きにはなるが、そっとリビングのドアに近づき聞き耳を立てる。
「新くん、お母さんから電話もらってるけれど、留学するんでしょ?」
「ここに残りたいと言った時の交換条件なので行きますよ。親の仕事も1年から2年に変更になったみたいなので……」
「寂しくなるわね~。未桜は知ってるの?」
留学……。未桜にはなんとなく心当たりがあった。
学校にいるときもここ最近、頻繁に職員室に呼び出されていた。朝起こすときも、机の上に英字でかかれた学校の資料のようなものが置かれていたのを見たことがある。
「なんとなく知っているとは思います」
言いづらいことになると察してほしいのか小さいころからなんとなく新は醸し出してくることが多かった。そこは新のずるいところだと思う。