ホワイト・サマー・エンド
今恋をしているのかもしれないし、カノジョがもうできたかもしれない。
部活やクラスの友だちと遊んでいるのかもしれない。
それを邪魔しているのは、昔からずっと邪魔してきたのは、私だったから。
幼なじみを言い訳にして、気難しい質の流星を丸め込んで、ずっと隣にいた。
運よく優等生と呼ばれて、そのおかげで「お世話係」を任されて、その位置にあぐらをかいてはや13歳。
流星の隣りにいるのは私でいい、そうずっと考えてきた。
耳をふさぐ。
目の端で音をなくした花火が、ぱちり、とはじけた。