ホワイト・サマー・エンド
その何もできなかった。
救うなんて、できやしなかった。
救えなかった彼女が、恋しくて恋しくてたまらない。
会いたい。
覚悟なんてなかったも同然だった。
虚しいほど、愚かしいほど、愛しいほど、君に逢いたくてたまらない。
世界が嘲笑う、俺がひとり孤独を吐き出すのを。
ああ、それならば、受け入れて飲み干してしまおうか。
永遠の孤独も、永遠の絶望も、終わらない後悔も、何もかも。
衣都のいない、空っぽなこの世界すらも。
それで満たされることなど、無いけれど。