ホワイト・サマー・エンド
衣都のいない世界も、終わらない。
衣都が怒るから、俺は死ぬわけにもいかないし。
じゃあ、生きるしか無いじゃないか。
ああ、なんて難儀な世界なんだ!
俺は苦く笑う。
そして、どこか祈るような気分になる。
もし、また、3年後。
「前回」と同じように、時間が巻き戻ったなら。
怒らないでね、衣都。
俺はそれでももう一度、君を救おうと奔走するだろう。
今度こそ何も間違えないように、君を傷つけないように。