ホワイト・サマー・エンド
もう、決めてしまうべきか。
高校から配られた進路指導のプリントを取り出す。
説明の他には第1希望、第2希望と書かれた枠があるばかりのそれを眺める。
自分の文字は書かれていなくて、提出期限は明日に迫っているそれを机に置く。
ずっと決められなかった、悩んでいたものを、諦めたように紡ぐ。
シャーペンがこすったところから文字が描かれていく様は、どこか魔法のようだ。
第1希望の欄には「進学」と書く。
具体的な学校名はまた今度から調べれば良い。