ホワイト・サマー・エンド




彼女の姿を見ることすら苦痛になっている。



それでもそばにい続けたい。

俺は衣都の幼馴染で親友だから。

ずっとそばにいたから。

最後までずっと一緒だと、幼い日にきっと約束したのだろうから。




そんなエゴで、俺は苦痛に耐えるのだ。











そんな日ももう、終わりが近づいていた。





















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