その声を聞かせて
ピンポーン。

玄関へ向かいドアを開ける。

「はーい。どーぞ」

そして凌が入ってきてドアが閉まる。

「よう」

そこでやっと凌はマスクを外して声を出す。

「どしたの」

「アルバムできた」

そう言って凌がNRのアルバムを私に差し出す。

「くれるの?」

「ああ」

ジャケットはホワイトのみで、シルバーの文字が印字されているデザイン。

相変わらずどんな人が歌っているのか全くわからない。

いつの間にこんな物を作っていたんだ。

「ありがと」

「ん。んじゃそれだけだから。次いつ行く?」

「明日かな」

こんな感じで凌はジムの予定を聞いてくる。
約束でもなく予定の確認って感じ。

「ん」

そして凌は帰って行った。

本当にこれだけ渡しに来たらしい。

さっそくオーディオに入れ聞いてみる事に。

流石の歌唱力に脱帽する。
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