寝不足でお見合いしたら、結婚が決まりました
「それが、一個乗り物に乗るたびに、白神さんがひとつずつ質問してくるんだよね」

「好きなものはなにかとか?
 旅行に行きたいとこは何処かとか?」

「いや、お化け屋敷に入ったあと、このスタンプは何処の企業のなのか。
 どうしたら、それがわかるのかって訊かれて」

「何故、お化け屋敷のあとに……」
と侑矢が呟く。

「スタンプを長押しすると、わかりますよって言ったら。

『すごい機能だ!
 オレの苦悩が一瞬で!』とか言ってた」

「なんの苦悩?」

「さあ?」

「それでバイキングに乗ったあと、
『そういえば、あのスタンプはどういう意図で送ってきたんだ?』って訊いてきて」

「……なんですごい意味深に間を置きながら、そんなこと訊いてくるの?」

 さあ、と綾都は首をひねる。
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