リアライズの殺人〜私は不仲のアイドルグループメンバーです。〜
「うんうん。来年も頑張りましょう。一緒にね。」
柊子さんは心から満足げな表情で頷いた。
私はぬるくなってきたホットのカフェラテを一気に飲み干し、紙コップを楽屋の隅のゴミ箱に捨てた。
それから帰宅の仕度をしようと、大きなメイク用の鏡とカウンターテーブルが設置された、楽屋ドレッサーに置いてある自分のバッグを持ち上げると、その下敷きになっていた一枚の紙がはらりと床に落ちる。
それを見ていた柊子さんは、
「もちろん頑張るのは五人合わせて、ね。」
と、はにかんだ。