リアライズの殺人〜私は不仲のアイドルグループメンバーです。〜





「そうだったんだ…。」





私は全体を見回して、ある人物の姿を確認する。





「あ、なんだ。ちゃんと居るじゃん。」





世奈さんの事だ。





さっきせっかく磯本さんが楽屋に来てくれたっていうのに。




周りに居る他の女子達はその事を世奈さんに伝えてくれているんだろうか。



世奈さん、なんだか今日は浮かない顔をしている…。





どちらにせよ、ゲストにやって来るのが自分達と年の近い女性芸能人だったり、自分達よりもヒエラルキーが上の有名な女優だったりすると、このひな壇メンバー達はいかにもって感じで面白くなさそうな顔をする。





もちろん、今日だってそれは違(たが)わない。




< 330 / 357 >

この作品をシェア

pagetop