リアライズの殺人〜私は不仲のアイドルグループメンバーです。〜





「だから、今はグループにリーダーとかは…、」





パチパチパチパチパチ!!





私の声は四人の他メンバー達に向かって送られた、ひな壇メンバーの拍手の音によって掻き消されたのだった。





“お…落ち着け朱理。”




そう自分に言い聞かせる。





「え〜、それではね!リーダーはいないということなんだけれども…一番しっかり者に見えるアナタ!」




と言って宮敷さんが声をかけた相手はなんと雫だった。




しっかり者に見える…?どう見てもしっかり者、というよりはおっとり者、なイメージの雰囲気である雫。





一体何を言ってるんだろう…?





メンバーにズレた評価を下す宮敷さんを怪訝な目で見つめる私。





ちょっとボケてみただけ…?





「えっ?…はい!」





雫が答えると宮敷さんは上機嫌で質問を続ける。


< 337 / 357 >

この作品をシェア

pagetop