リアライズの殺人〜私は不仲のアイドルグループメンバーです。〜
「だから、今はグループにリーダーとかは…、」
パチパチパチパチパチ!!
私の声は四人の他メンバー達に向かって送られた、ひな壇メンバーの拍手の音によって掻き消されたのだった。
“お…落ち着け朱理。”
そう自分に言い聞かせる。
「え〜、それではね!リーダーはいないということなんだけれども…一番しっかり者に見えるアナタ!」
と言って宮敷さんが声をかけた相手はなんと雫だった。
しっかり者に見える…?どう見てもしっかり者、というよりはおっとり者、なイメージの雰囲気である雫。
一体何を言ってるんだろう…?
メンバーにズレた評価を下す宮敷さんを怪訝な目で見つめる私。
ちょっとボケてみただけ…?
「えっ?…はい!」
雫が答えると宮敷さんは上機嫌で質問を続ける。