蛍火のような恋だった
中島くんの瞳が動揺したように、微かに揺れる。
そして口元を隠した中島くんは、ふいっと、反対を向いてしまった。
「……あのさ、そういうことあんま言うなよ」
「どうして?だって本当にそう思ったんだからいいでしょう?」
私は夕焼け空に向かって、うーんと背伸びをする。
なんだか今日一日が、本当に一瞬だった。
「私ずっと友達できるかなって、今日一日不安だったの。でもクラスの人も優しいし…よかった」
少し先を見つめながら、私はつぶやいた。