スターリーキューピッド
揺れが収まり、恐る恐る立ち上がる。
「ああ、ビックリしたぁ……」
「何今の。地震? 事故?」
「どうかしら……。このあたりは住宅街だからねぇ……」
「みんなー! 大丈夫かー!?」
階段を駆け下りる足音が聞こえて、父がリビングに入ってきた。
ボサボサ頭でパジャマのボタンも1つ外れてるけど、怪我はなさそうで一安心。
家族全員の無事が確認できたところでテレビの前に座り、速報を待つ。
すると、珠夏のスマホから着信音が鳴った。
「はい、もしもし。……うん、大丈夫だよ。七海ちゃんちも無事?」
通話中の妹を横目で見ながら盗み聞きする。どうやらお向かいさんからの安否確認だったっぽい。
だとしたら、明吾も聞いてたよね。寝てたお父さんも飛び起きたくらいだもん。
再度立ち上がり、スマホを取りにリビングのドアを開ける。
「……えっ、お姉ちゃん? いるよ」
「ああ、ビックリしたぁ……」
「何今の。地震? 事故?」
「どうかしら……。このあたりは住宅街だからねぇ……」
「みんなー! 大丈夫かー!?」
階段を駆け下りる足音が聞こえて、父がリビングに入ってきた。
ボサボサ頭でパジャマのボタンも1つ外れてるけど、怪我はなさそうで一安心。
家族全員の無事が確認できたところでテレビの前に座り、速報を待つ。
すると、珠夏のスマホから着信音が鳴った。
「はい、もしもし。……うん、大丈夫だよ。七海ちゃんちも無事?」
通話中の妹を横目で見ながら盗み聞きする。どうやらお向かいさんからの安否確認だったっぽい。
だとしたら、明吾も聞いてたよね。寝てたお父さんも飛び起きたくらいだもん。
再度立ち上がり、スマホを取りにリビングのドアを開ける。
「……えっ、お姉ちゃん? いるよ」