檻の外で咲く恋
第五章 言えない秘密
朝が来る。

また、何もなかったみたいに。

目が覚めた瞬間、
最初に感じたのは、体の重さだった。

起き上がろうとして、
少しだけ動きが止まる。

――思い出す。

昨日のこと。

一気に、息が浅くなる。

芹羽「……っ」

声にならない息が漏れる。

見なかったことにしたい。

全部、夢だったことにしたい。

でも。

消えてくれない。

ゆっくりと体を起こす。

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