檻の外で咲く恋
第六章 積み重なる静寂
あの日から。
時間だけは、止まらなかった。
朝が来て、
学校に行って、
帰ってきて。
同じ毎日を繰り返しているはずなのに。
その中身だけが、
少しずつ変わっていく。
誰にも気づかれないまま。
――何もなかったみたいに。
潤羽「お姉ちゃん、最近ちょっと元気なくない?」
潤羽の言葉に、一瞬だけ手が止まる。
芹羽「そんなことないよ」
すぐに返す。
もう、反射みたいに。
嘘をつくことに慣れていく自分が、
どこか遠く感じた。
潤羽「そっか」
それ以上は聞いてこない。
時間だけは、止まらなかった。
朝が来て、
学校に行って、
帰ってきて。
同じ毎日を繰り返しているはずなのに。
その中身だけが、
少しずつ変わっていく。
誰にも気づかれないまま。
――何もなかったみたいに。
潤羽「お姉ちゃん、最近ちょっと元気なくない?」
潤羽の言葉に、一瞬だけ手が止まる。
芹羽「そんなことないよ」
すぐに返す。
もう、反射みたいに。
嘘をつくことに慣れていく自分が、
どこか遠く感じた。
潤羽「そっか」
それ以上は聞いてこない。