恐怖症で苦労したお話
そんな感じで、学生時代はかなり困ったことが沢山ありました。

他にも宇宙についてのニュースが流れたり、大好きなアイドルのミュージックMVで宇宙が使われていたりと、怖くなる場面は日常でもそこそこあります。


そもそも、夜空や月、宇宙などは美しいものなんですよね。

なので、綺麗な夜景の見えるレストランで、とか…プラネタリウムに行こう!とか、私も怖くなければそういう体験ができたのかも、と少し悲しくなります。


私はプラネタリウムも行けません…本当は行ってみたいけど…


一度、美術の授業で絵の参考としてイメージ冊子?のようなものを使える時間がありました。

私は絵を描くのが得意だったので、それは使わずに友達に渡したのです。

まさか、その中に宇宙があるとは思いませんでした。


友達が悪ふざけで、そのページを開いて私に見せたのです。


私は一瞬で恐怖に陥り、顔を伏せ、しばらく動けなくなりました。


脳内でさっきの光景が余韻として残り、頭を叩いて忘れようとしたり、立っていられずしゃがみこんで動けなくなったりします。


私にとって、宇宙とはそのような恐怖の対象なのです。


きっかけのようなものはなく、物心ついたときからなのでおそらく生まれつきのものかと思います。


なので、治ることはないでしょう。


その時のことは今では笑い話ですし、友達もとても良い子なので全く怒ってはいません。


ただ、恐怖症を甘く見てはいけないなと、当事者ながら思いました。
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