夜の街でイケメンホストに恋をする

出逢いは最悪で

大学2年の夏、5歳歳の離れた兄に頼まれて
兄の店がある歌舞伎町に向かってると知らない男に絡まれた。

「君ひとり?うちの店に行かない?」
「行かないですけど」
「話そうよ」

ホストなんて嫌い……

腕を掴まれて、困ってると後ろから腕を引っ張られて

気がつくと彼の腕の中にいた。
彼は、綺麗な顔立ちに首に龍のタトゥーをしてた
「俺の姫になんかよう?」
「あ、お前…ANGELの…」

「おい、行くぞ」
「あぁ…」

「離して……」
「助けてあげたのに酷くない?」
「ホスト…なんて嫌いだから」
「じゃ、なんでここにいるの?」
「私は、兄に用事があるだけなんで」
「それじゃ」

兄が経営するホストクラブのANGELにつくと
No. 1はさっき助けてくれた彼だった。

「おー、凪咲じゃん」
「遥翔…恭弥いる?」
「うん…待ってて」

「あれ?さっきの子じゃん♪」
「俺に会いに来た?」
「違うから」

「はじめまして、怜弥って言いますよろしくね?
名前は?」
「……凪咲」
「可愛い名前だね」
「別に……」

「おー、凪咲!悪いな」
「こんな所まで、呼びつけないでよ」
「悪い悪い、凪咲店終わるまで待ってろ
夜遅いし」
「一人で帰るから大丈夫」
「お前、歌舞伎町は一見華やかだけど危険なんだぞ」
「わかってる」
「とにかく、勝手に帰るなよ」
「過保護…」
「怜弥、バックルームに案内して」
「あ、はい」

バックルームに入ると沢山のスーツが並んでた

「ホスト嫌い?」
「うん……」
「俺は?」
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