君の隣。
あれから1ヶ月がたった
表面上ではいつも通りのわたしたちだがわたしの気持ちは晴れてはいなかった
わたしは疑心暗鬼になっていた
メールが少し噛み合わないときも
わたしじゃない誰かに送るはずのメールを間違えてわたしに送ってるの?
と思うけど言えずに不安だけが残っていった
"俺には柚那だけ"
"柚那のことがだいすきだよ"
そうやって言ってくれたと何度も何度も自分に言い聞かせた
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1年生も終わりが近づいてきた頃、
進路の話で文系、理系どちらにするか選択する時があった
当然わたしや新太は文系に進むことに決めた
でも勇斗は違った
勇斗は将来、医療系の専門職に就きたいと決めていたので理系に進むことにしたようだった
将来のことについて深く考えていて関心した
"高校生の間は一緒のクラスになることはないんだねー"
とお互い話した
2年生のクラス発表の日、
わたしは6組
新太は2組
仲良くなった明里は3組
勇斗は8組
みんなバラバラになった
勇斗だけクラスの階も違った
中学から一緒の真美とサッカー部のマネージャーの明里と千春は同じ3組でみんな一緒のクラスになっていた