突然、課長と秘密の関係になりました
 


「おい、浩司。
 その札、二枚重なってないか?

 気をつけろ」

「重なってないよっ」

「そこで勝負に出る気かっ」

「出ちゃいけないのかよっ。
 そういうルールだろっ?」
と彰宏と浩司が揉めはじめる。

 そこで、
「あっ、やったー、一位だー」
と一彩がゴールして。

 みんなもゴールし、やれやれ、終わった、と一彩が片付けようとした瞬間。

 さっきまで、指先が触れても赤くなっていた彰宏が、ガッと一彩の腕をつかんだ。

「勝ち逃げするつもりか」

 近い近い近いっ。

 顔、近いですっ!
< 77 / 295 >

この作品をシェア

pagetop