推しにガチ恋ってアリですか⁉︎



「ふぅ、疲れてきたわ……。瑠亜、大丈夫?何か言われてない?」

「へ?うん、大丈夫だよ!」

「そう……それならよかっ、」

「「「「「きゃーーーーーっ!!!」」」」」



私は思わずキッチンの方へ顔を向けた。
すると案の定。



「7番テーブルのお客様。ケチャップソースのオムライス、お運びに上がりました」

「……スイートいちごパフェです、どうぞごゆっくり」



執事の野柳くんと秀馬くんが料理を運んできた。

って、野柳くんはいいものの。



「秀馬くん、笑顔!愛想よく!元気に!」

「は?俺もう役降りたいんだけど。なんなら客になりたい」

「変なこと言わないで!ほら、笑って?じゃないと、……もう話しかけないから!」



ムッとして言うと、秀馬くんは一瞬目を丸くして。


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