推しにガチ恋ってアリですか⁉︎
1年生の2学期終業式の日。
学級委員の仕事があった涼香は学校に残り、私は一人で昇降口へ向かった。
外は雪が降っていて。
その日はちょうどクリスマスだったから、ぴったりだなぁ、と考えていた矢先。
「……あっ」
昇降口で外を見つめながら立っている、男の子の後ろ姿が見えた。
彼の手には傘がなくて、もしかしたら忘れたのかなって思って。
私は考えるより先に足が動いた。
「ぅあの、すみません……っ!」
「ん?」
振り返って視線が交差した時、私は数秒固まった。
なんて綺麗な人なんだろう。
なんて綺麗な髪なんだろう。
なんて綺麗な声なんだろう。
こんなかっこいい人、1年生にいたんだ……!
私はずっと、男の子に興味がなかったから。
その時に初めて、高峰くんの存在を知った。
何この人、芸能人……⁉︎