探偵男子たちが強すぎる
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紫音くんが言った通り、ヒバリちゃんユウリくんと行ったナワバリ観光では、こちら側が圧倒的に強く出番はなかった。
『二人とも動きは悪くない』って、壱弥くんも夏音くんも言っていたし、双子ということもあってか組ませると段違いで息があった攻撃が出来ていた。
ヒバリちゃんのスピードと、自己防衛のために武術を覚えたというユウリくんは綺麗で無駄のない動きで翻弄していたし。
それから帰って来てお疲れって、紫音くんのプチ料理パーティーみたいなことをして、結構騒いだ。

──だからなのか、次の日皆仲良く寝坊する、という展開に。

紫音くん以外なかなか起きないし、立ちながら寝始める静空くんはイヤホン作ってたとフラフラ。

「あーもう!先輩先に行っていいよ、遅刻しちゃう。あの二人は僕が叩き起こすから」
「ごめん、ありがとう!行こう静空くん!」
「……おー」

紫音くんに甘えて、静空くんの手を引きながら学園へ。走ってるから静空くんが死ぬ……と呟いているけど。今だけは頑張ってもらいたい。
ほとんど走ったままもうすぐ学園というところで、

「っ!」
「いでっ……どうしたのレンレン。急に止まって」

急に止まったわたしに後ろから来た静空くんがぶつかった。

「ご、ごめん。校門前に人が集まってて」

それに……何今の。すごい圧のある敵意を感じた。

「本当だ。行事とかあったっけ?」
「わたしは聞いた覚えないけど……」

人集りの中心に目を凝らせば──え、白河くん!?

感じた圧の主と向き合い話しているようだけど、その主が見えない。
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