絆の光は未来へ

夜の安らぎ

夜になり、光希はあゆかを寝室に運び入れた。久しぶりの場所で眠りへの不安からか、あゆかは少しだけ緊張した面持ちだった。

「大丈夫だよ、俺がそばにいるから。
ちゃんと退院したら覚悟しといた方が良いかも?」

光希は、あゆかの頭を優しく撫でた。

「光希……ありがとう。今日、すごく楽しかった」

「俺もだ。あゆかの笑顔が見られて、本当に嬉しかった」

あゆかは、光希の腕の中にそっと身を寄せた。

「怖かったんだ。もう、こんな風に誰かと過ごすことなんてないんじゃないかって」

「そんなことない。あゆかは一人じゃないよ」

光希の温かい声に包まれて、あゆかは深い眠りについた。光希もまた、あゆかの寝息を聞きながら、久々に訪れた安らぎの中で、静かに目を閉じた。

翌朝、二人は光希の手作りの朝食を食べながら、窓から差し込む朝日を眺めていた。

「こんな朝を迎えられるなんて、思ってなかった」

あゆかの言葉に、光希は彼女の手を握った。

「これから、もっとたくさんの朝を一緒に迎えよう」
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