絆の光は未来へ
完徹での外来 そして決意
時刻は朝8時。光希はあゆかの手にそっとキスをしてICUを後にし、そのまま医局へと向かった。今日は通常通り、彼の外来勤務の日だった。
地方の学会から急遽戻り、ほとんど徹夜状態。身体は鉛のように重かった。それでも、彼は顔を洗い、ロッカーに掛かってた白衣を羽織り、医局へと向かった。
光希が医局に入ると、蓮がゆっくりと歩み寄ってきた。
「大丈夫なのか?精神的にできる状態なのか?」
蓮の眉間には、深い心配の皺が刻まれていた。光希の顔色の悪さと、わずかに震える手を見逃していなかった。
「あゆかは俺が医師として働くのをいつだって望んでる。」
光希の声は掠れていたが、その瞳には揺るぎない決意が宿っていた。
「無理をするな。患者にも迷惑がかかる」
蓮の言葉は厳しかったが、その奥には深い友情が込められていた。光希は軽く頷き、白衣のポケットに聴診器をしまった。
「分かってる。でも……今は動いていないと、頭がおかしくなりそうだ」
光希の正直な告白に、蓮は静かにため息をついた。幼馴染を失いかけている友の痛みを、彼なりに理解していた。
「せめて、昼休みは仮眠を取れ。俺が見ていてやる。
お前が倒れたら元も子もないぞ。」
「ありがとう」
光希は小さく微笑み、カルテを手に取った。
その手は、まだわずかに震えていた。
(あゆかのためにも、ここで倒れるわけにはいかない)
そう言い聞かせ、光希は震える身体に鞭打った。
地方の学会から急遽戻り、ほとんど徹夜状態。身体は鉛のように重かった。それでも、彼は顔を洗い、ロッカーに掛かってた白衣を羽織り、医局へと向かった。
光希が医局に入ると、蓮がゆっくりと歩み寄ってきた。
「大丈夫なのか?精神的にできる状態なのか?」
蓮の眉間には、深い心配の皺が刻まれていた。光希の顔色の悪さと、わずかに震える手を見逃していなかった。
「あゆかは俺が医師として働くのをいつだって望んでる。」
光希の声は掠れていたが、その瞳には揺るぎない決意が宿っていた。
「無理をするな。患者にも迷惑がかかる」
蓮の言葉は厳しかったが、その奥には深い友情が込められていた。光希は軽く頷き、白衣のポケットに聴診器をしまった。
「分かってる。でも……今は動いていないと、頭がおかしくなりそうだ」
光希の正直な告白に、蓮は静かにため息をついた。幼馴染を失いかけている友の痛みを、彼なりに理解していた。
「せめて、昼休みは仮眠を取れ。俺が見ていてやる。
お前が倒れたら元も子もないぞ。」
「ありがとう」
光希は小さく微笑み、カルテを手に取った。
その手は、まだわずかに震えていた。
(あゆかのためにも、ここで倒れるわけにはいかない)
そう言い聞かせ、光希は震える身体に鞭打った。