売られた少女はクールな闇医者に愛される
男2人は取調べで簡単に全てを吐いた。
橋本組にいてもどうせ殺されるからと。

雪菜は逃げなければ、5日後には闇の人身売買の取引でアメリカ人に10億で売られることになっていた。
美人で教養もあり、従属になってきていることが評価された。
そのため、かなりの金額が今回の雪菜の取引に関わった人間の懐に入る予定だった。

ただ逃走されてしまい、人身売買の取引に失敗。
この件に関わった人間は毎日怒鳴られ、叩かれる日々。雪菜を手に入れなければ、俺たちの命はないという。

雪菜の物品が動いたことで雪菜が京極組にいることが分かった。いろんな方法を考えたが、京極組から攫うことはなかなかに難しい。
どうせ死ぬなら、逃げて人生壊した雪菜も道ずれにしないと気がすまなくなり、今回の事件を起こしたという。


「自分勝手な言い分ですね。」

真也はため息を吐きながら言う。

「そうだな。自分達が見張りに失敗しただけだろ。橋本組があいつらの話を聞いて、脆くなっているのは分かった。今ここで、復讐も兼ねて叩くのがいいかもな。」

雅人が話す。

「そう思います。今がチャンスかと。
雪菜ちゃん、大丈夫ですかね??」


「冬弥に任しておけばいい。あいつがいれば雪菜ちゃんは大丈夫だ。俺たちは橋本組を潰して、雪菜ちゃんの日常を取り戻せるようにしよう。」

「はい!」

真也の声が響いた。
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