売られた少女はクールな闇医者に愛される
2人は丘の上にあるベンチに座る。
「あれが夏の大三角形ですかね?」
雪菜が指で三角を空になぞりながら話す。
「そうだな。てっことはあっちが西か!」
冬弥が言う。
「夏の大三角形が見えたら西なんですか?」
「今の季節はそうだな。」
冬弥が空を眺めながら言う。
「冬弥さんってなんで冬弥さんなんですか?名前の由来です。冬生まれだからですか?」
「突然どうした?」
冬弥が不思議そうにする。
「聞きたくなったんです。私、雪菜って名前の通り冬生まれなので。冬弥さんもそうなのかなって。」
雪菜が興味深そうに言う。
「この名前は親父さんが冬に俺と出会ったからって言って、つけてくれた。本当の誕生日も知らないんだよな。だから親父さんと出会った日を誕生日にして祝ってもらってる。
親父さんに出会う前はなんて呼ばれてたのか覚えてないなー。まあ別に記憶もないし、興味もないけど。
物心ついた時にはもう今の屋敷にいたから。」
雪菜は少し驚いたような表情をするが、
「冬弥さんの名前素敵です。クールでかっこよくて、でも冬の中にある温かさももってる人だから。ピッタリです。さすが組長さんですね。」
雪菜はニコニコと話す。
「そんなふうに言われたのは初めてだわ。ありがとな!」
雪菜の言葉に冬弥の表情がふわっと柔らかくなる。そして雪菜の頭を撫でた。
「雪菜はなんで雪菜なの?」
「私は初雪が降った日に産まれたからです。だから雪菜になりました。名前にちなんで、昔から名前の隣に雪の結晶のマークをよく書いてました。」
「いい名前だな。
でも雪だるまじゃなくて雪の結晶なんだ笑。」
冬弥がクスッと笑って話す。
「初めはお母さんも雪だるま書いてたみたいなんです。でも雪の結晶の方がかっこいいとか子供心に思ったみたいで、雪の結晶の方が喜ぶからって書いたみたいです。私も昔からの癖で雪の結晶をよく書いちゃいます笑」
「へぇーそうなんだ。可愛いエピソードだな!
なんかこの先、雪の結晶みたら、おまえのこと思い出しそうだわ。」
冬弥がつぶやく。
「あれが夏の大三角形ですかね?」
雪菜が指で三角を空になぞりながら話す。
「そうだな。てっことはあっちが西か!」
冬弥が言う。
「夏の大三角形が見えたら西なんですか?」
「今の季節はそうだな。」
冬弥が空を眺めながら言う。
「冬弥さんってなんで冬弥さんなんですか?名前の由来です。冬生まれだからですか?」
「突然どうした?」
冬弥が不思議そうにする。
「聞きたくなったんです。私、雪菜って名前の通り冬生まれなので。冬弥さんもそうなのかなって。」
雪菜が興味深そうに言う。
「この名前は親父さんが冬に俺と出会ったからって言って、つけてくれた。本当の誕生日も知らないんだよな。だから親父さんと出会った日を誕生日にして祝ってもらってる。
親父さんに出会う前はなんて呼ばれてたのか覚えてないなー。まあ別に記憶もないし、興味もないけど。
物心ついた時にはもう今の屋敷にいたから。」
雪菜は少し驚いたような表情をするが、
「冬弥さんの名前素敵です。クールでかっこよくて、でも冬の中にある温かさももってる人だから。ピッタリです。さすが組長さんですね。」
雪菜はニコニコと話す。
「そんなふうに言われたのは初めてだわ。ありがとな!」
雪菜の言葉に冬弥の表情がふわっと柔らかくなる。そして雪菜の頭を撫でた。
「雪菜はなんで雪菜なの?」
「私は初雪が降った日に産まれたからです。だから雪菜になりました。名前にちなんで、昔から名前の隣に雪の結晶のマークをよく書いてました。」
「いい名前だな。
でも雪だるまじゃなくて雪の結晶なんだ笑。」
冬弥がクスッと笑って話す。
「初めはお母さんも雪だるま書いてたみたいなんです。でも雪の結晶の方がかっこいいとか子供心に思ったみたいで、雪の結晶の方が喜ぶからって書いたみたいです。私も昔からの癖で雪の結晶をよく書いちゃいます笑」
「へぇーそうなんだ。可愛いエピソードだな!
なんかこの先、雪の結晶みたら、おまえのこと思い出しそうだわ。」
冬弥がつぶやく。