先生と拒否柴系女子【本編】
シャララ
「あー⋯⋯気持ちいいなぁ」
5月の晴れた休日。
暑くもなく、寒くもない季節の晴れた日には、団地の屋上にレジャーシートを敷いて、ひとりでピクニックをするのが好きだ。
住んでいるのが郊外ということもあり、屋上からは、ここが東京であることを忘れるような、美しい新緑を見渡すことができる。
思わず、シャララ⋯⋯と口ずさむ。
お弁当も、美味しそう。
言わずもがな、私が自分で作ったものではなく、ちょっとお高い人気スーパーで買ったものだ。家事が死ぬほど嫌いな私は、もともと自炊などしない。
ポケットからタバコを取り出した瞬間、背後から、
「こんにちは」
洗濯物を干しに来たと思われる住人の声が。慌ててタバコを隠すと、作り笑顔で振り返り、
「こんにちは。いいお天気で⋯⋯えぇ!?」
またしても、例の日本史の教師である。
「千沢じゃないか!まさか同じ団地だとは知らなかったよ」
5月の晴れた休日。
暑くもなく、寒くもない季節の晴れた日には、団地の屋上にレジャーシートを敷いて、ひとりでピクニックをするのが好きだ。
住んでいるのが郊外ということもあり、屋上からは、ここが東京であることを忘れるような、美しい新緑を見渡すことができる。
思わず、シャララ⋯⋯と口ずさむ。
お弁当も、美味しそう。
言わずもがな、私が自分で作ったものではなく、ちょっとお高い人気スーパーで買ったものだ。家事が死ぬほど嫌いな私は、もともと自炊などしない。
ポケットからタバコを取り出した瞬間、背後から、
「こんにちは」
洗濯物を干しに来たと思われる住人の声が。慌ててタバコを隠すと、作り笑顔で振り返り、
「こんにちは。いいお天気で⋯⋯えぇ!?」
またしても、例の日本史の教師である。
「千沢じゃないか!まさか同じ団地だとは知らなかったよ」