先生と拒否柴系女子【本編】
YELL! -16番目の夏-
 まだ、夏休みになったばかりだというのに、今日も太陽は怒り狂ったように地球を照りつける。
 秋の風が吹く頃まで、屋上でのピクニックはやめておこう。

「俺、教師としてどうなんだろうな⋯⋯」
 夕飯のあと、私の部屋で初期の金八先生を見終わると、先生は呟く。
「どうしたの?突然」
「教師って、やっぱりこんな風に情熱を持ってないとダメなんじゃないかなって」
 先生は、かなり熱心に、教師という職業に向き合っているように見えたから、意外な言葉だ。
「教師になりたくなかったの?」
「そうじゃないんだ。でも、子供の頃の夢は、教師ではなかったんだよな⋯⋯」
 遠い目をして、先生は言う。
「先生の子供の頃の夢って何?」
「俺、これでも、高校時代は野球部のエースだったんだ」
 野球部のエースとは果たして何なのか、実は全くわかっていないのだが、とりあえず頷いて話の続きを聞くことにした。
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