不良お兄様とわたし
「…このまんまやったら紫音は誰かさんに捕られるからな」
「は?」
眉間に皺を寄せるヒロ
「だーかーらぁ、紫音の好きな奴誰か解ったから、そいつに紫音が告る前に告白しておきたかったわけ!」
「…………そうか」
ヒロは相変わらず眉間に皺を寄せたままだ
「…お前もそいつに紫音捕られる前に告白してこい」
「…」
ヒロは黙ったままだ
「―――大丈夫や…紫音はこれから先も前と同じように接してくれる」
ヒロはゆっくり立ち上がって屋上を出ていった