あの日の好きが、まだ胸で息をしてるから、君にもう一度伝えたい
それからの日々は、何も変わらないように見えて、全部が少しだけ違って見えた。



4人で集まって笑って、しょうもないことでふざけて、帰り道で隣に立つ凪くんの横顔を、何度もこっそり見た。



怖くて閉じ込めていた気持ちが、少しずつ息を吹き返してくる。



『……待っててくれる?』



『当たり前だろ』



あの言葉に、私は何度も何度も救われている。




桜の蕾が膨らんで、あの日と同じ体育館裏の景色を思い出す頃。



私はようやく、凪くんに会って、ちゃんと伝えようと決めた。



『好きだよ』って。



『待たせてごめんね』って。



怖がりでずるい私が、やっと大好きな人の隣に立つために。




私の恋は、やっと始まるところだ。




END.



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