スパイラル・コード〜内緒でハッカーやってたら、最強アイドルにバレちゃいました〜


 暗闇から聞き慣れた声が聞こえる。
 この時まではまだ半信半疑だった。でも、やっぱりこの人が犯人だったんだ。


「久慈先生……」


 そう、犯人は副担任の久慈先生だったのだ。

 先生はニヤリと怪しげな笑みを浮かべていた。


「ここにたどり着けるとは思いませんでしたよ」

「お前が美織を脅していたんだな」

「ええ、天ノ川美織は邪魔だったので」


 全く悪びれた様子もなく、久慈先生は平然と答える。


「お前がメテオプロの社員でエトワールのマネージャーだということはわかってる。美織を脅したのは、ライバルであるMilkyRayを潰すためか?」

「その通りです。MilkyRayは天ノ川美織さえいなければ大したグループではない。センターさえいなくなれば、簡単に潰せると思ったんです」


 なんていうこと……!
 いくらライバルだからって、そんな卑怯な手を使うなんて!

 私は心の底から腹立たしく、思わず声を荒げていた。


「そんなことして、マネージャーとして恥ずかしくないの!?」


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