スパイラル・コード〜内緒でハッカーやってたら、最強アイドルにバレちゃいました〜
自分の誕生日の日付が入ったハートを持っているくまさんのマスコットキーホルダーだった。
その日付を見て、誕生日を知った美織はプレゼントをくれた。
私のために折り紙をたくさん折ってきてくれたんだ。
「あとね、歌も歌ってくれたの。お世辞にも上手くはなかった」
「あの天ノ川美織が?」
「美織は元々歌は得意じゃなかったけど、アイドルになるためにいっぱい練習したんだよ」
「そうだったのか」
「後から知ったけど、本当はすごく一人知りで私に声をかけるのも勇気がいることだったのに、話しかけて友達になってくれたの。だから私は美織が大好き。美織のことを全力で推すって決めてるんだ」
「……いいな」
蒼真くんがふっ、と優しく笑った。
突然の優しい笑顔に思わずドキッとしてしまう。
「俺たちのことは?」
「え?」
「一応あんたは俺たちのマネージャーになったんだから、俺たちのことも推してくれるのか?」
「あ、そうだねぇ……」
Stergazeのマネージャーなんだから、Stergazeのことも応援しないとおかしいよね。
「そうだね。一番は美織だけど、蒼真くんたちのことも応援してるよ」
「……ふうん」