姫君の憂鬱―悪の姫と3人の王子共―
Ep.147 腫物扱い
1日が終わり、宿へとやって来た。
2年生大集合で右を見ても左を見ても騒がしいのには辟易とした。
けれど、装いが浴衣や部屋着と、制服ではないものになったから、ほんの少し旅感が出てきた気がする。
さて。
夕飯はクラスごとの自由席だったから、近江涼介達と角の席を陣取って居心地よく過ごせた。
問題はここから。宿泊部屋だ。
奴らと別部屋ではあったけどお泊まりしたことあるし、個人的には同室で雑魚寝でも全く構わない。
けれど流石に学校が男女同室をよしとするはずもなく。
翌日の班行動を共にする3人と別の班の4人、合計7人の女共との同室に放り込まれてしまった。
私は飄々とした顔で、窓辺のリクライニングチェアに座って窓の外を眺めて時間を潰している。
「えー、どうする?」
嫌味なヒソヒソ声。
女共は皆で部屋の隅に固まって、腫れ物を見る目で私をを伺い見ている。