姫君の憂鬱―悪の姫と3人の王子共―
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(――よし、これで10人目。あとは――……)
ターゲットにして誑かした運動部のエース達や秀才くん、中学の同級生に至るまで会えるだけの男に会って気持ちを弄んだことを謝った。
誰もがみんな私の本性を知って驚いて、状況が飲み込めないまま許してくれた感じだった。
去年卒業してしまった人はもう、どこに行ったかわからなくて謝れないのが心残りではあるけど……
できるだけのことはやれていると思う。
――この昼休みの間にもう1人くらいはいけるだろうか?
くるりと振り返って元来た道に戻ろうとすると、ダサい私服姿の見覚えのある男が歩いてきた。