誰にも言うなよ ~結婚式の後始末~
 


 家が買われそうになっている原因が俺だったとは……。

 さて、ほたるになんて言うかな。

 そんなことを考えながら帰宅した明巳は、すぐにキッチンに向かう。

 今日も廊下にキッチンからの灯りがもれていて、なんとなく、ホッとした。

「あ、おかえりなさい」
とほたるが笑顔で迎えてくれる。

「ちょうど今、出前頼もうと思ってたとこなんですよ。
 ご一緒にいかがですか?」

 そこで出前なのがほたるだな、と思いながらも笑ってしまう。

「頼もうか」
と明巳は言った。

 


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