誰にも言うなよ ~結婚式の後始末~
「きっとあれは、俺より大きな手の男がお前の周りに現れて。
お前がこの人の作ったコロッケじゃないともう駄目だわ、とか言い出したらどうしようという恐怖の表れだ!」
「あの……私、手の大きさだけで頼り甲斐があると思ったわけじゃないですからね」
おやすみなさい、と寝ようとしたが、
「待て。
俺は目が覚めた」
と明巳はほたるの肩をつかんだまま、離さない。
「ついでに、いちゃいちゃしよう」
真顔でなに言ってるんですか、と照れながら、ほたるは言う。
「いや、ついでとか嫌なんで」
お前がこの人の作ったコロッケじゃないともう駄目だわ、とか言い出したらどうしようという恐怖の表れだ!」
「あの……私、手の大きさだけで頼り甲斐があると思ったわけじゃないですからね」
おやすみなさい、と寝ようとしたが、
「待て。
俺は目が覚めた」
と明巳はほたるの肩をつかんだまま、離さない。
「ついでに、いちゃいちゃしよう」
真顔でなに言ってるんですか、と照れながら、ほたるは言う。
「いや、ついでとか嫌なんで」