誰にも言うなよ ~結婚式の後始末~
 悲鳴に駆けつけてくれた明巳が、

「いや、『芸術』だそうだ。
 俺は興味ないんだが。

 この屋敷をこのまま保持して欲しいと頼まれて買ったんだ」
と言う。

 ――そのまま保持しすぎですよ。
 掃除はしてもいいんではないでしょうか。

「そうなんですかー」

 天井からぶら下がる手を見上げたまま、ほたるは、そんな気のない返事をする。

 


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