すき、という名前の花
声は出さない。
目も合わせない。
でも、これがこの世界の“あいさつ”だった。

先生はひとつ、うなずく。

それで“ホームルーム”は、おしまい。

静かで、誰も笑わない朝。
けれど、この教室では、それが“いつものこと”だった。
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