君と青空
割れる硝子
二田先生への初恋で戸惑いつつ、教室に入る。
すると珍しく先生がいて
「おはよう。」
いつものあの笑顔。
「おはよ…ございます、」
先生がいるからか、みんなは私を睨みつけるだけで何も言ってこない。
しーんってならない。
ありがと、先生。
放課後の先生との時間。
「日奈は真面目に見えて結構幼いよな。」
先生の似顔絵を学習室で描いていた途中に、突然言い出す。
「え…?そ、そんなこと……ないです…っ…!」
誰とも話さなくなったものだから声がカラカラになってなかなか上手く喋れない。
「な、…なんでですか…?」
「んー?なんとなく(笑)」
あの時の青空のような笑顔で君は言う。
「えーー笑?」
そうしていると完成した二田先生の絵。
「うんまいなぁ。そいや、先生の絵さ、見てよ。」
それはピカチュウらしいのだが到底思えないような兎と猫と人間の中間のような生物。
先生は画力が壊滅的になかった。
「えっ笑、先生…絵心ないんですね笑」
「バカにしとんな、日奈〜!!」
晴天が広がる7月。
君との時間は心の支えになっていった。
だけど……誰かから見られてような…
気のせいか。