甘い独占欲と溺愛で、もう絶対離さない。


本当に、なに言ってるの……!?

かわいいとか、俺だけ見てとか、その全部がとてつもなく、甘い。


「……っ、そのかわいい反応もやめて」

「私がかわいいとか、絶対、おかしい……っ」


千紘くんに抱きしめられてるから、声がくぐもってしまう。


「もっと自分のかわいさ自覚してよ」

「へ……っ」

「ここ最近、俺がどんな思いで、ゆあと過ごしてると思ってんの?」


ああ、ダメだ、顔、すごい熱い……。

今絶対、ゆでだこみたいになってる。
こんな姿、見られたくない……っ。


そう思って、千紘くんの胸にぎゅっと顔をうずめる。

お願い、見ないで……っ。


「っ、なんでそんなかわいいことすんの」

「な、にが」

「……はあ」


千紘くんは、なかば強引に、私の顔をあげさせた。

……っ、あ、どうしよう、見られちゃう……っ!!


最大限に横を向いて、両手で自分の顔を覆う。

こんな顔、絶対見られたくない……。


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